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●文化庁委託事業 令和3年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業
日本の演劇人を育てるプロジェクト 

現在、第一線で活躍する演出家たちが選考し、最優秀賞に選ばれた作品はかならず上演される戯曲賞として2010年から続けている事業。 「日本の劇」戯曲賞2020では、2020年6月30日締切までの応募総数は46作品。1次選考を経て最終選考候補6作品を選出し、同年10月8日の最終選考の結果、佳作に『世界が私を嫌っても』が選出された。その成果としてリーディング形式で行う。

「日本の劇」戯曲賞2020成果発表『世界が私を嫌っても』リーディング

あらすじ



日露戦争終結の年、平林たい子が諏訪に生まれた。小学生でトルストイに憧れ、一番の成績で女学校に合格。
卒業の夜、大作家を目指し東京へと旅立つ。彼女の心に「夢が無くては死んだも同じという恩師の言葉が木霊する。
世界を見ずして世界が書けるか、という信念で行動、投獄や流浪、我が子の死を経験。
その壮絶な青春を描いて、たい子は流行作家に成長する。
だが日本は太平洋戦争に突き進み、言論への弾圧が強まっていく・・・。


有吉朝子

「劇団劇作家」所属。「文学座付属演劇研究所」を経て1996年「劇団新人会」に俳優として所属。 劇団退団後の2007年「日本劇作家協会」主催「戯曲セミナー」を受講。昭和初期~戦後の世相と文学、明治・大正期の日本美術および精神医療、源平の争乱などをテーマに、演劇団体や市民劇団からの依頼を受け執筆している。 2020年『キラメク!』で、第26回劇作家協会新人戯曲賞最終候補。『世界が私を嫌っても』で、「日本の劇」戯曲賞2020年佳作。
演 出 内藤裕敬(南河内万歳一座)
日 時 2021年9月下旬
主 催 文化庁・公益社団法人日本劇団協議会
お問い合わせ
日本劇団協議会 03-5909-4600(平日10時~18時)