●文化庁委託事業 平成29年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業

舞台芸術分野の優れた新進演劇人で発表の機会に恵まれない者に、発表の機会を提供することにより、新進芸術家の育成を図る事業です。  

『二階の女』

あらすじ



獅子文六の戦後に書かれた小説を、飯沢匡が今を予見する筆致で脚本化。

時代は昭和13年から16年の開戦の朝まで。千駄ヶ谷の借間。 ある日突然、この家に貴族院議員の星川侯爵が訪ねてくる。星川の用向きとは、開藩400年の記念事業として、藩史を編纂するので、執筆を史学研究中の山崎に依頼するためだった。星川は「史実であれば遠慮なく書いて欲しい」というが、藩史刊行会の会長である神代海軍大佐は不満げな様子。

 山崎の周りは歓迎し、叔母のハルは強引に山崎の見合い話を進めて、つね子との結婚をまとめてしまう。山崎は、仕事も結婚も淡々と引き受けていく。

やがて時局は変わり編纂に神代大佐は口を挟むようになり、隣家の大家の主人の長男耕一は、海軍兵学校に進んでいたが、任官し潜水艦に勤務するようになる。一方つね子は、妊娠をする。そんな時、山崎が執筆を行う二階の仕事部屋に、女がいると、つね子は感じるようになり・・・。

キャスト

小黒雄太(劇団5454)、前東美菜子(文学座)、亀井良太(テアトルエコー)
萩原万里子、関根七瀬、宮本亜美、渡辺健二(以上、NLT) (以上、育成対象者) 名取幸政(青年座)、近童弐吉、宮寺智子(青年座)、海宝弘之(NLT)、桝谷裕、松原政義(テアトルエコー)、今井あずさ(青年座映画放送)、上野裕子(劇団1980)、日沖和嘉子
獅子文六


筑摩書房スペシャルページにて、獅子文六特集を掲載中!
筑摩書房「獅子文六の本」
演 出 山上優 脚本/飯沢匡
スタッフ 美術・衣裳/佐々波雅子、照明/中川隆一、音響/小林史、演出助手/日沖和嘉子、舞台監督/竹内一貴、プロデューサー/小川浩
日 時 2017年11月29日(水)~12月6日(水)

サンモールスタジオ

11/29 11/30 12/1 12/2 12/3 12/4 12/5 12/6
 
13:00
14:00
17:30
19:00

開場は開演の30分前より。当日券は1時間前より発売

会 場 サンモールスタジオ
新宿区新宿1-19-10 サンモール第3M-B1
丸ノ内線・新宿御苑前駅2番大木戸門出口
主 催 文化庁
公益社団法人日本劇団協議会
入場料 日時指定自由席
一般/前売り4,000円、当日4,500円
学割/3,000円
※学割は日本劇団協議会、NLT電話予約のみ、当日学生証提示。
チケット取扱い チケット発売中
日本劇団協議会/03-5909-4600(平日10時~18時)
NLT/03-5363-6048(平日11時~17時)
ぴあ/0570-02-9999(Pコード482-153)
カンフェティ
お問い合わせ 日本劇団協議会/03-5909-4600(平日10時~18時)
NLT/03-5363-6048(平日11時~17時)